備え

お話:立身(たつみ)憲一さん(男性/当時60代/視覚障害)

震災後の地震に対する備えはどうでしょうか?何か備えていらっしゃいますか?

防災リュックがあります。水とかアルファ米とか、それと保温シートと着替え用ポンチョなどが入ってます。あとは手動充電できるラジオ、ランタンもありますね。それと笛、手袋。とにかく一式ですね。

 

健常者に対して、障害を持った方の立場から備えに関してアドバイスはありますか?

物というよりも、災害前にいろんな所と繋がっておく。そうするといろんなものが見えてくる。情報の共有が大事だと思います。

 

自分からアンテナを張って情報を収集すること、できるようにしておくことが大事だということですね。

そうだと思いますよ。そこからだと思いますよ、物資とかが届くのは。

 

災害時の情報収集手段はやはりラジオですか?

そうですね。テレビより分かりやすいのかな。テレビで困るのは、テロップは我々には何の役にも立たない。ちょっとのことでも喋ってもらえると助かりますね。それと、石巻地区なら携帯も便利です。登録をしておけば、訓練とか、大雨でもどの地域が避難とか、携帯に流れてきます。市の方に登録しておくんですよ。

 

それは音声で流れる?

そうです。

 

それは震災後に設けられた機能ですか?

いえ、もっと前です。何年前かな?結構前ですよ。携帯の空メールを打ってそれで登録するんです。震災後のメールの数はすごかったですね。罹災証明書に関することとかね。

 

そういったものに登録しておくことと、常日頃から周りの人とも繋がっておくと何かあったときに困らないということですね。

そうですね。やっぱり、そうやっていれば情報は早いですよね。そういう災害以外でも。

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