織物をしていました

写真:利用者の尚子さん

お話:特定非営利活動法人 輝くなかまチャレンジド 共生型福祉施設 織音(旧:こころ・さをり)
利用者 尚子(しょうこ)さん(女性/当時38歳・機能障害による両上肢体幹不自由)
職員 熊井さん(会話の補助としてお話に参加していただきました)

「織音」での作業中に地震に見舞われた尚子(しょうこ)さん。

何を作っていたんですか?

尚子さん:自分のベストを作っていて、ちょうど終わったところでした。
ー怪我とかはなかったですか?

尚子さん:ないです。

熊井さん:地震のとき、尚子さんは階段のところにいました。施設のある部屋から出て、階段の付近を通って行った向こう側がトイレでした。

尚子さん:手を洗っているところでした。石鹸がついたまま、廊下に出たんです。

熊井さん:施設の部屋の中に居た人には、机の下に潜らせたりしました。地震が終わった後に、しょうこさんが居ないと気づきました。それで、ドアを開けたら、(同じ建物内の会社員の)女性の方と、階段のところにいました。それを見てヒヤッとしました。尚子さんが階段の付近に居て転落しなかったのは、その方と一緒だったからです。

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