視覚障害者への理解

お話:立身(たつみ)憲一さん(男性/当時60代/視覚障害)

健常者に対して、視覚障害のことで知ってもらいたいことはありますか?

最近は声を掛けてもらえるようになっていますね。この前、電車の中で一人になったとき、乗務員さんに初めてだったけど声を掛けてもらって。

 

何と声を掛けてもらったんですか?

お客様、どちらまでですか?と。最初は自分に話掛けられているのか分からなかったんだけど。「私ですか?」と聞いたら、「白杖を持っていらしたので。もう一人の方は降りましたよね?」と。「ああ、ヘルパーさんです。」と答えて。で「一人になったから来てみたんです。」と。降りる駅を伝えると、その駅の職員にお伝えすることもできますと。扉の開閉ボタンを押してくれた人もいましたね。

 

最近ですか、そういうのが増えてきたのは。

私は初めてでしたね。それも全国的に鉄道の事故があったからじゃないですかね。稼働柵を設置するといっても簡単ではないよね。手っ取り早いのが声掛け。駅の職員さんはもちろん、周りの方にも声を掛けてもらえるとありがたいですね。

ページの上へ戻る