みんなと離れたくなかった

写真:職員の熊井さん

お話:特定非営利活動法人 輝くなかまチャレンジド 共生型福祉施設 織音(旧:こころ・さをり)
利用者 尚子(しょうこ)さん(女性/当時38歳・機能障害による両上肢体幹不自由)
職員 熊井さん(会話の補助としてお話に参加していただきました)

尚子(しょうこ)さんにとって「織音」や仲間の存在は、かけがえのないものでした。

熊井さん:私が病院に行って欲しいって言った時に、しょうこさんは行きたくなかったそうです。

尚子さん:うふふ(笑)

熊井さん:尚子さんは行きたくないって言ったのに対して、あたしは、いや行けって言いました。

尚子さん:うふふ(笑)

病院が嫌い?

熊井さん:いや、嫌いという意味ではないんです。病院に行ったら利用者のみんなと離れてしまうから、尚子さんは、「みんなとここに(事業所)居たい」と言ったんです。
今でも思います。今度なにかあったときに私は、みんなで一緒に居られるようにしたいと考えています。あの時、尚子さんに行けと言ったのは私ですから。何かあったら、みんなと一緒に居られるのが、一番安心ですから。(また災害が起きた時に備えて、自家発電できる装備を整えたそう)

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