津波が来るまで

お話:社会福祉法人 洗心会 生活介護事業所 のぞみ福祉作業所
職員 森伸也さん

 すごい揺れで、これまで防災教育を受けてきたこともあるので、津波が来るというのはすぐ思ったんですけど、まさかのまさかですよね。
 3月2日に、大規模災害を想定した、災害ボランティアセンターを立ち上げる訓練をしたばっかりだったので、ここにいれば雨風もしのげるし、ご飯もあるし、泊まっても2日3日かなと感覚でした。ここにいれば大丈夫っていう思い込みをしちゃったんですよね。
 地震の後、「のぞみ」の前にある広めの駐車場のところに、災害対応のために、テントを出し始めた時に、雪が降り始めて。
 「炊き出しもあるだろうし早く組まなきゃね」なんてやり取りしていたら、地域のみなさんもぞろぞろ避難してきたんですよ。

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