情報の確認

お話:社会福祉法人 嶋福祉会 就労継続支援B型事業所 さくら学園
施設長(当時) 佐野篤さん

 まったく状況がわからなかったこともあり、電気もない中で情報もなくなってしまって。車でラジオをずっと聴いていれば多少はあったのでしょうが私も混乱していたのか、そういう情報を取る手段が何かはあったんだろうに、動けなかったというのが正直なところありましたね。
 でも伝え聞いてくる話で、津波が来たらしいとか、さくら学園はどうなったんだろうとか、次の日になったらその辺も確認したいので、国道の様子がわかるところまで職員に行ってもらって。その辺りはどうなのかと聞くと、水が溜まっていると。完全に水浸しだったんですね。当時は。
 まだ腰高まであるからとか、段々水位が下がってきて膝位とか、長靴なら行けそうだというところで二日目か三日目には施設に入って被害の状況の確認をしました。

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