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公開日:2015 年 11 月 17 日

コッペ11月16日付河北新報の夕刊に記事が掲載されました。

<地域支えて>材料厳選 味に自信
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◎「みやぎ社会貢献大賞」歴代受賞団体(5)麦の会(仙台市宮城野区)
障害のある人もない人も、一緒に働ける場を目指してNPO法人「麦の会」が仙台市宮城野区松岡町で運営するパンとクッキーの店「コッペ」。クッキーが焼き上がると、厨房(ちゅうぼう)に甘い香りが広がった。
従業員は障害者17人、健常者8人。調理や後片付け、製品の袋詰め、配達と役割を分担して作業に当たる。コッペで働いて20年ほどになる宮城県富谷町の明石澄子さん(49)は「イベントでの出張販売や配達でお客さんと接するのが楽しい」と充実した毎日を送る。
麦の会代表理事の飯嶋茂さん(52)は「従業員はそれぞれのペースで得意な作業を見つけ、習熟していく。いないと困る人ばかりだ」と目を細める。
パンはどっしりとした食感、クッキーは甘さ控えめの素朴な風味が人気。東北産の小麦粉を調達し、抗生物質を一切含まない飼料で育てたニワトリの卵を取り寄せるなど材料にも吟味を重ねる。
コッペのオープンは1988年。いまでは従業員が近くの食堂から昼食に招かれるなど、地元住民との交流も深まっている。
障害のある従業員の賃金は月平均で約5万円。県内の平均賃金(14年度)の1万8185円を大きく上回る。
「従業員の自立に向け、さらなる賃金アップを目指したい」と飯嶋さん。平均7万円を目標に掲げ、新たな販路の開拓やイベントへの出店増で売り上げの向上策に取り組んでいる。
 
 

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