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公開日:2013 年 4 月 05 日

『実践デザイン講座』を開講しました。

この講座は、平成24年度宮城県被災障害者就労支援事業所等復興支援体制づくり事業の一環として、ひょうご・まち・くらし研究所(兵庫―東北作業所ものづくり支援会議)との共催で執り行いました。
宮城県内の障害者就労支援事業所と手仕事などを通じ生活し東日本大震災からの復興を続けている被災者を対象とし、「デザインから考える商品づくり」をテーマに、大学やデザインの第一線でご活躍の専門家を講師にお招きに、基礎からの優しいデザインのお話しをしていただき、皆さんの作っている商品について、その場でアドバイスをいただく「デザイン相談会」を行いました。
【第1回講座/3月26日(火) 13:30〜16:00】
東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科准教授 柚木康彦 氏
講演「心を動かすデザイン-気づきから商品開発まで」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
高橋デザイン事務所 代表 高橋幸男氏
ブン・プランニング 代表 澤藤文氏
講演「デザインの力-消費者目線の商品づくり」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
【第2回講座/3月30日(土) 13:30〜16:00】
東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科教授 三橋幸次 氏
講演「生活用品のデザインを考える」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科教授 三橋幸次 氏
高橋デザイン事務所 代表 高橋幸男氏
ブン・プランニング 代表 澤藤文氏
「デザイン相談会」

講師の方々は、いろいろな商品を持参して下さり、参加者の皆さんも実際に触ったり、使ったり、観察したりしていました。いつもの商品のデザインをちょっとユーモラスに替えたり、スタイリッシュにするだけで、使う側の気分が楽しくなったり、デザインを工夫したり余計なものをそぎ落とすことでとても合理的になったり、デザインの奥の深さを実感しました。
講師の皆さん、本当にありがとうございました。
 
 
 
 
「デザイン相談会」では、次の事がホワイトボードに書かれました。
①自己紹介
②商品開発のねらい・思い
③商品を売込みたい対象(ターゲット、年齢層、性別、生活様式など)
④主張したい特徴や自慢、自信のあるところ
参加者の皆さんは、少し苦労していたようでしょうか・・・
今回のこの講座は、残念な事に3月後半という事もあり、あまり参加者が多くありませんでした。しかし、上に書かれた項目について、商品を作っている皆さんはきちんと答えられますか?障害者 就労支援事業所では、自主商品を作っただけでは工賃は発生しません。その商品が売れなければいけません。いくら良いデザインの商品をつくっても万人に売れる商品はありません。ターゲットを絞る事、商品に対するストーリーはやはりとても大事なことです。今回参加できなかった事業所でも、今作っている商品について、上の②〜④について話し合ってみませんか?
 

 
 
 
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